アーユルヴェーダで考える不安・対処法

現代に生きる私たちにとって、生きていくうえで必ず胸に抱える事になる不安。
私も心配性な方なので、様々の不安と闘ってきました。
いよいよこの連休から、人々が動き出すことになりましたが、
やっぱり「だいじょうぶかな?」・・・と言う気持ちが拭えません。
(*´▽`*)

今日はこの不安について「アーユルヴェーダの基本的原理の視点」から
その対処法を考えたいと思って居ます。💛

現代の世の中のありようや習慣には次のような特徴がありがちですね。

・流行はめまぐるしく変わる。
・都会などは勿論ですが、アスファルトに囲まれている環境。
・肉体・精神ともににストレスがかかりやすい自然ではない生活。
・隣人に無関心。
・早食いをしたり、立ち歩いての食事。
・時間を問わない情報収集習慣。

昨日お伝えした内容に、

「似たものが似たものを増やし、異なるものが異なるものを減らす。」
というアーユルヴェーダの法則がありましたね。

これに照らし合わせてみると。。。

上記のような↑↑現代人の生活ぶりは、

早い動き
不規則性
冷たい
乾いている
と言う解釈が成り立ち、つまり上記のような不規則性や速い動き・冷たさや乾きなどの特徴に
ヴァ―タ「風の要素」の影響が増すことで更にその状態が加速するというふうに考えます。

乾きの性質が心と体をカサカサさせて不安定さを与えて
心身の疲労が引き起こされ、やがてそれが老化を促進します。

冷たい性質は体温を低くして代謝の悪い体と冷え切った心になってしまいます。

アーユルヴェーダの病理学で見ると,速くて不規則なこのような性質と言うものは
身体の下部にたまりやすいとされます。

結果として。。。

私たちはそれらの性質の影響下で心は、

不安
心配
不眠
過呼吸
になったり身体の方は、

便秘
腹部の膨満感
下半身の冷え
生理不順
神経系や循環器系の流れをふさぐ傾向
と言うことに陥ります。

「現在生きている環境や自分のありように配慮しないといけない」

というのは、こういうことだったわけですね。

ではどんなことに気をつけばよいのか?と言う具体的な方法もご紹介しますね。

不安感に有効なアロマ・ハーブのご紹介から。。。

ーアロマー

白檀
ベルガモット
ペチパー
クラリセージ
パチュリ
フランキンセンス
メリッサ

ーハーブー

一般的におなじみなものとして。。。

ラベンダー
バレリアン
レモンバーベナ

アーユルベーダでとくに精神に有効なハーブとされるのは。。。

アジョワン
アシュワガンダ

風要素によって引き起こされる不安には手のひらを密着させた
温かくて安心感を与えるタッチでのトリートメントが有効です。

風の要素を鎮める時は、触覚からアプローチします。
トリートメントオイルも選び方にちょっとしたコツがあります。
少し粘度高めでお選び下さい。
セサミオイルやマカデミアナッツオイルなどがよろしいと思います。
アボカドオイルもおすすめです。

トリートメントに用いるには粘性の高いオイルでかまわないのですが、
シロダーラに用いるオイルは水溶性のセサミオイルであることが大切だと思って居ます。
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とりわけ現在のようにストレスフルな社会では、額に落とすオイルが重たすぎない方が良いともされています。
当店ではシャンプーさえ要らないサラサラのオイルを使用しています。

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落ち着いて安定感のあるお好きな曲を選び、パステル調の柔らかいお色の物は風の要素を穏やかに鎮めてくれますから
ご不安が強いと感じられたときは生活の中に是非ご活用くださいね。

アーユルヴェーダは早めに手を打つリバランス方法としてとても有効ですので
植物の力を借りて身体をいたわってください。

ゆっくりと穏やかな呼吸をしてその穏やかさを全身で味わうような意識になることもとても有効です。

コロナ禍ではマスクなしで大きく呼吸することに幸せを感じますね。

今更ながら当たり前なことなんて何もないと改めて知りました。

それでは、今日も一日お疲れさまでした。

読んでくださってありがとうございます。

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